刺激的な釣り車と初冒険!プライスレスな東北4日間2000kmの旅。

9月の初めに15年落ちパジェロミニを購入。9月の連休に間に合わせるため、色々と急いでDIYを行いました。なんとか、車中泊が出来るまでの装備になったので予定通り、4日間の旅へと向かった。
旅の日程は、「2020年9月17日~21日」実際は4泊5日だけど17日は夜間から移動に割り当てたので、会社帰りそのまま現地へ向かう。

今回の目的地は、東北の太平洋側の磯

今回の目的地(ここを中心に釣りをする)は、東北の太平洋側の磯。この場所は、本格的4WDでしか行けない場所で、そもそもパジェロミニを購入した理由もここへ行くためだった。本当に奥地な為、一生に一度行けるか?って場所なので大胆にも釣り車を購入したのである。私の性格上、「今やるべきことをやる」と思ったことをやってみる。とにかく、結果はその次だって感じで後悔したくない思いが強い。9月17日夜に出発し、9月18日夕方に現地に入る予定だった。

夜走り続ける

狙い魚は、東北青物をゲットしたい

東北での青物釣行は、毎年行っているけど今回行く場所は今までとは違う。この場所には、以前から興味があったが行く方法がなかった。今回は、いままでの思いを込めたい。18日の朝には、2/3ぐらいの移動が完了したので朝一に別の磯へ入った。まずは、状況確認の意味を込めて入ったが、波が高くベイトの様子も見られない。寝ずに移動してきていることもあり朝マズメが終わったら、日中帯は休むこととした。

寝ずに朝磯に入る

18日に午後になり、本命ポイントへ移動

まだ、疲れが取れていないけど本命ポイントは念のため確認しておきたい。
ここらから、70kmぐらい離れているので1時間30分程度車を走らせる。
地図をみてもよくわからないに道順だがなんとか、本命ポイントへ近づいて行った。舗装路から一歩入ると、急激に道が悪くなる。険しい林道に入って、看板がありどうやら道は合っているようだ。そこから、数メートル進むとなんと!立ち入り禁止の看板。どうやらこの先は、崖崩れで入れないらしい。なんということでしょうか!?せっかく、ここまで数十時間かけて移動してきたのに、最後の最後で立ち入りできない。けど、無理は禁物。残念ではあるが、無理はできない。

がけ崩れが発生
行き止まり。立ち入り禁止の看板

ここは、諦めて知っているポイントを中心に攻めるのと「釣り中心」ではなく、色々な場所やのんびりする旅でもいいじゃないか!と心を切り替えました。
とにかく、今起こっていることを受け入れれば、ストレスなく過ごせるものです。

子供の頃のように楽しみにしていた車中泊

もう立派な大人ですが、すごく楽しみにしていたのが「車中泊」。今までは、釣りでも旅でも必ず「宿」に泊まる性格でした。しかし、昨今の状況から何か不安なことを考えるより、「なんでもある旅」から「あるもので対応する」ことが楽しいんじゃないかな?と思って車中泊を決行しました。そのかわり、「快適に睡眠を約束できる」為に事前準備をしっかりとした感じです。そのおかげで、本当に熟睡できたし、気ままな非日常を送れて大満足でしたね。

車中泊でしっかり寝て、朝3時に起きてポイントへ向かう

まだ、真っ暗の中ポイントへ向かう。向かうポイントは、車で1時間以上も離れている為、急いで朝マズメに間に合わせたい。今頃だと5時には結構明るくなる為4時30には、キャストし始めたいのが本音。だけど、ルアーとか選んでいる内に時間が立ち、結果的に5時過ぎに釣りを始めた。

ジグを眺めながら、ビール飲んでます!
明るいうちに設営
夜は、最高!ビール飲みラジオ聞きます。

ベイトは目視できず。流れの変化を中心に青物を狙う

言葉では説明できないのだが、ベイトが見えない場合に攻める場所がある。それは、移動する白波がある場所だ。言葉では説明しずらいのだが、沖からくる波ではなく、不思議な波が立つ場所がよくよく見るとある。私は、青物の移動時の波紋だと思って狙っているが、詳しくはわからない。でも、この波が立つ場所を直撃するとほぼ100%釣れる。この波は、1時間に2分ほど現れ短時間だが見つければ、確実に釣れる。出現する場所は、沖磯に波が当たっている場所の延長上によくあらわれる。潮目とかではなく、不思議な流れなので一度ねらってみるのもお勧めだ。結果、イナダとワラササイズ合計3本釣れた。ルアーは「シマノ コルトスナイパー」これは、飛距離が半端ないのでお勧め。

シマノ コルトスナイパー ジグをメインにつかう
アクションカムのキャプチャなのでサイズ感伝わりにくくて、すみません。
まずまずのサイズ
これは、イナダサイズ
ワラササイズもゲット

朝マズメの釣りも終了したので温泉でも。ここで最大のトラブル発生!

もうかれこれ3日目に突入。すっきり温泉にでも入ろうと、温泉へ向かっていた。道のりは、普通の舗装路なのでとくに車への負担はない。
目的地の温泉へ向かう途中、もうすぐ到着というタイミングで車から突然の異音。「ガガガッガッガーーー」って金属音。それほど、スピードを出していなかったので、すぐに停止。車の下から音がしたので、のぞき込むと。
なんと、「マフラーが外れている!」。

マフラーパイプが脱落してます!
下にもぐって、改めてパジェロミニの下回り見ましたが、ぜんぜん錆びもなく良好です。
だけど、触媒周りは腐食していた模様。


見た途端、軽くパニック。「どうする!?どうする!?」
修理するにも、マフラーを引きずって走ることもできない。
自宅からは600kmは軽く離れている。
近くの三菱に電話するか?でも、すぐには、直らないし。
何が?ベストなのか?悩むに悩んだが、15年落ちの車に乗るので、念のため車に工具を入れていた。しかも、車高が高いパジェロミニは、ジャッキアップせずとも入り込める。よし、まずは「マフラーを外そう」そしてどこかのお店に相談だ!そう決まったら、早速マフラーを外し始める。
ところが、予想はしてましたが熱でマフラーパイプのボルト固着。めちゃくちゃ固着しているので、ぜんぜんボルトが回らない。態勢も悪いので、こうなったら外せるボルトから外して、態勢を整えようと緩みそうな場所を外していく。
結果、1時間30分の格闘の末、マフラーを外すことに成功。

ボルト固着で取れず。錆などはないですね。どのボルトも綺麗なんですが・・・
マフラーから外してみる

この間に、通りかかった地元の人から、近くにスバルのお店があるということで相談してみることに。しかし、今日は午前中の営業のみで直すのには時間がかかるとのこと。そうしたら、そのお店の人が別の店を教えてくれた。そこから、数百メートルの板金屋へと向かうと、なんと!即時修理できるとのこと。なんと、ありがたい。これで助かった!30分もすると修理完了。嬉しさのあまり、従業員さん全員へ飲み物を差し入れさせてもらった。本当に急な修理引き受けてくれて、ありがとうございました。

気分的に温泉って感じじゃなくなったので、元気になったパジェロミニの走破性を確認

急にパジェロミニの雄姿を見たくなったので、景色を求め山を登ることに。この気分爽快な感じを山の風を感じて、休みたい。修理した場所も問題なく、どんどん山坂道を登っていく。山を走ること30分、無事に山頂へと到着。ここからは、海も一望できるので気持ちよく休むことが出来た。

車一台やっと通れる幅
頂上まで行くと、パジェロミニが止まってた。最終型だね。
山頂から磯を見渡す。超景色イイです!

あとは、のんびり海を見つつ最終日まで過ごす

ここからは、朝は磯での青物釣行。昼は温泉で夜は車中泊な日々を過ごす。本当にのんびり過ごした感じで、なんのストレスもない。肝心な釣果は、バラシが1本あっただけで特にドラマも無かった。結果的に釣果は、それほどでもなかったけど、自分の中では「刺激的」な旅へとなった。日頃から自然には触れあってきたけど、今まで以上に充実していたと思う。今までの釣りは、食事や住居や買い物など、多くの物に依存していたことに気づかせてくれた。もっともっと刺激的でかつ、のんびりと釣り人生を過ごしていきたいですね。
たった38万の車を買いましたが、旅はプライスレスの経験を与えてくれました。今回、助けてくれた皆様には感謝します。ありがとう。
後日、同日に日本海側を釣行していた釣友が「ヒラマサ127cm15kgオーバー」を磯から釣り上げてました。今年は、日本海側がいいのかな?うらやましい。

海も最高!
山だけど、海の磯へ続く道です。雰囲気抜群!

帰ってきてから不便だったところをDIY

関連記事一覧