春のマイクロベイトは岸際が熱い!活性の高いシーバスここにいる

つりしろ編集長

年々難易度が増している春のシーバス攻略。上級者ほど苦戦しているかもしれませんね。

シーバスアングラーの皆さん!今年の春シーバスの調子はいかがでしょうか?
私の状況ですが「渋い」の一言に尽きます。いままで「春」は、それほど苦労せず釣れていたのですが近年の環境変化とともにイージーにシーバスが釣れなくなってきました。逆にこの状況を打破しようとすると、今まで以上に丁寧な攻略が不可欠になりますね。

潮目の攻略がシーバスの釣果を上げる第一歩

マイクロベイト系の特徴として、潮目に沿った移動を繰り返す。つまり、春のシーバスを攻略するうえで潮目というのは重要な存在になる。それだけで、いままでは十分にシーバス攻略が可能だったんだが、最近はそうはいかない。
第一の理由としては、ベイトの量がシーバスを乱舞させるほどの供給がないのだ。その影響により、単純な潮目に潜んでいるシーバスが減少しており、反応を得られなくなってきている。

流れの潮目を探すのが最初

シーバスの活性が高い流心ではなく岸際に発生する潮目と狙う

渋い状況ほど足物と意識する必要が出てくる。マイクロベイト系は、「潮目」も重要なファクターだがもっと重要なのが「シャロー(浅場)」の存在だ。この2つのファクターが重なり合うのが、岸際に発生する潮目の存在。「上げ潮」・「下げ潮」に関わらず、岸際には必ず潮目が発生する。その潮目についているシーバスは、こんな状況下でも活性が高いことが非常に多い。これは、「クルクルバチ」などでも同じことが言えるだろう。

岸際に発生する潮目は、シーバスの活性が高いことが多い

岸際のシーバスを意識した春の実釣

  • 釣行日:2021年4月25日(日)
  • 場所(ポイント):埼玉県最上流域
  • 時間:20:00~22:00
  • 潮:大潮(満潮16:19)
  • 水色:ささ濁り

春の爆風!北風がルアーコンテロールを奪う

この日の状況は、春の北風が非常に強い。PEラインが煽られて通したいルアーコースになかなかいかない。
そんな状況だからこそ、今回の「岸際潮目」がものをいう。ロングキャストがいらない分、こんな爆風下でもなんとかルアーコースをコントロールできるのだ。まず初めに前回釣果が良かった「バロール90」から攻めてみたがなんにも反応がない。この風でどうしてもコントロールしきれないのだ。下記が前回の記事。

そこで今回は、ショートキャストで少し潜る「ワンダー70」をチョイスした。スリムな形状で、すこしウエイトもあるワンダーがこの状況にフィットしている。

そうすると、1投目から早速反応があった。マイクロベイトの「ハク」についているシーバスからの反応。非常に速いバイトでなかなかフッキングしないのが特徴。
1投ごとにバイトはしてくるが、すぐに外れてしまう。そこで、ドラグを少し弱めに設定しヒットしてシーバスがルアーを持っていけるように変更してみた。その変更が功を奏し、その後の1バイト目に見事フッキング。
貴重なシーバスなので、慎重にやり取りして見事ゲット!

何度もバイトしてくるようなシーバスが岸際には居る

岸際に潜んでいるシーバスは活性が高い。結果的にも、何度もアタックしてくるシーバスがそこには居た。しかし、天候がさらに悪化してショートキャストでもおぼつかない状況になってきた。無駄に続けていても、良くなる気配もないため今回はこれで終了とした。
春のシーバスは、色々な要素によって影響を受けるので「春のシーバス攻略」を読んでもらえると参考になると思います。

関連記事一覧