「静と動」静かな夏のシーバス思考は「スリム」だけで意外なまでに効果あり

つりしろ編集長

ルアーの動きを「抑える」だけで、意外なまでにシーバスが口を使ってくれるんです。

夏本番な今日この頃。皆さんは、夏のシーバスルアーでは「どのようなタイプのルアー」を使っているでしょうか?
夏だとすぐに思い出されるのが、「トップ系」のルアーなど。もちろん、夏のシーバス攻略では王道なルアー戦略だと思います。しかし、トップへ反応してくれるのは「いつでも」というわけにいきません。そんな時に「あの有名なルアー」の別バーションを試してみたいと思います。

みんな大好きシーバスルアー「ダイワガルバ」に「スリムタイプ」が存在する

みんな大好きなシーバスルアー「ダイワ ガルバ」。知っている人も多いと思うけど、ガルバに「スリムタイプ」が存在する。その名も「ガルバスリム」。そのまんまの名前なので覚えやすいですね。
この「ガルバスリム」ですが、単純にガルバが細身になったルアーでは「無い」のです。細身になることによって得たものは・・・・・

ガルバスリム80S

ガルバがスリムになって「泳ぎが弱く」なった!そのメリットでルアーの幅が広がっている

ルアーの泳ぎが弱くなるとどうなるのか?パッと思いつくのが「アピール力低下」。これは、実際にそんな感じになってしまう。正しく事実の話なんだけど、シーバスが口を使ってくれる可能性とは別のものになってくる。どんなにアピールしたとしても、最終的にシーバスが口を使ってくれなければヒットすることは無いのだから、アピールだけではダメなんですね。

夏のシーバスは「弱っているベイトを演出する」のが最大のアピールにつながる

夏になればなるほど、静かな戦略が功を奏す時が多くなってくるのがシーバスフィッシングで不思議な所。夏であればあるほど、アピール力が高い戦略がハマりそうだが実はそうでもない。静かにアピールするルアーや少し下のレンジにいる弱ったベイトを好んでシーバスは捕食しているのだ。

当日のシーバス釣行場所:埼玉県荒川最上流

  • 釣行日:2021年8月11日(水)
  • 場所(ポイント):埼玉県最上流(荒川)
  • 時間:21:30~23:30
  • 潮:中潮(満潮19:40)
  • 水色:濁り弱め
  • 水温:29℃
  • 風:東風強い

難しいことは考えず最初からガルバスリム80Sを投入する

今回は、いきなり本命ルアー「ガルバスリム80S」をフィールドにキャストする。シーバスが反応してくれるのであれば、勝負は早いと踏んでいる。今回は、下げを利用したドリフトでシーバスに弱ったベイトをアピールする攻め方だ。

3投目ぐらいで最初のシーバスからの反応あり

やはり答えは、早く出た。3投目ぐらいでシーバスからの最初の反応あり。サイズはそれほど大きくないが、見た目ではシーバスが居るような気配が感じられない状態から、シーバスがバイトしてくれるのでガルバスリムで攻め方は合っていることは間違いないだろう。

その後もシーバスの反応が続き最終的に「6ヒット5ゲット」

今回は、あまり大きめのシーバスがヒットすることは無かったが気難しい夏のシーバスからある程度の反応を得ることができた。どれも、ガルバスリムをスローに動かすことでバイトしてきたので、静かな動きがシーバスに強くアピールできたのだと思う。

フォローで投入した静かに泳ぐルアーバヒッド80にも好反応!

ガルバスリムのように静かに泳ぐルアーに好反応を示すので、ヒットしていたガルバスリムから一旦「バヒット80」へルアーチェンジを行った。やはり、動きが静かなバヒット80への好反応を示してくれて、見事シーバスをゲットできた。ただし、バヒッド80は現在入手困難なルアーなので、中古などを探すしかないかも。

夏から秋まで使えるガルバスリムは一本用意しておきたい

小さいけど意外に飛距離も出るガルバスリム。これからの夏~秋に出番が多いことは間違いないだろう。ガルバは持っているけどスリムが無いって方は、一つ持っておくと便利なルアーなのは間違いないですね。大きいスリムタイプのルアーも発売されたので、気になる方はチェックしてみてくださいね。

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