秋にランカーシーバスは河川に居る!最上流から河口へ向かう産卵回遊を攻略せよ

今年も待望の秋シーズンがやってきました。関東屈指の大規模河川「荒川」。多くのプロアングラーも荒川でランカーシーバスを釣っている実績も高いフィールドです。その中でも、私「つりしろ編集長」は「荒川の最上流部」でシーバスを狙っています。

最上流部は「埼玉県」。シーバスの個体はっきり言って少ない

なんどもここで「釣行記」として記事にしてきましたが、実際のところ最上流部は「釣れません」。
なぜ?こんなフィールドで釣りをしているかと言えば「自宅から近い」からです。すんなりシーバスを釣りたいのであれば、下流域をお勧めします。非常にテクニカルなポイントばかりなので、簡単には釣れないのが本音です。

しかし、シーバスの行動を読めばゲームが成立する

どんなに難しいフィールドでも「季節」・「気象」・「潮」を読めばパターンが分かってくる。居つきを探す展開ではなく、基本「回遊シーバス」を予測するゲームなのだ。

気温低下と風が強いシーバス釣行場所:埼玉県荒川最上流

  • 釣行日:2022年10月10日(月)
  • 場所(ポイント):埼玉県荒川最上流
  • 時間:20:00~22:30
  • 潮:大潮(満潮17:26)
  • 水色:澄潮
  • 水温:18℃
  • 風:西風強め

水温「18℃」と風向き「西」が激熱シグナル

以前も何度か話題に挙げていると思うが「シーバス」が大きく行動を変えるタイミングは

水温が「17℃」前後

になったタイミングだと思っている。この水温に近づけば、シーバスが大きく移動するために「あら食い」が始まると感じている。過去の釣行から「確信」となっている。だけど、この水温だけでは完ぺきではない。プラスの要素で「風」が必要。しかも、西風。荒川の場合、「下げ+西風」が揃うと流れが普段よりも「早く」なる。水温と流れが加速した時、シーバスの活性は最高潮となる。

ポイント到着一投目から「シーバスの反応あり」

予想通り、お祭りの予感。パッと見は、「ボイルやベイト」などは見えないが、シーバスが大量に回遊しているようだ。秋のシーズンに多いのだが、一投目から早くも反応がある。

ポイントまでは「遠投が必要」こんな時は「スイッチヒッター」が便利

反応があったポイントまでかなり遠い。こんな時は、「スイッチヒッター」が役に立つ。秋だからと言って「大きいルアー」が絶対というわけではない。大きなルアーが良い時となんでもいい時がある。今回は、ポイントまでキャスト出来れば「どのルアー」でもヒット出来る確変タイムなのだ。

3連続ヒットとキャッチ!しかし、1バラシで状況が一変

秋らしい連続3ヒット!60cm前後のアベレージサイズが続きますね。しっかりとルアーにも食いついているので、簡単にはバレない感じなんですが・・・・・・4ヒット目に足元で「バラシ」。これ以降、アタリが遠のいてしまった。

ここからパターンが変わり「15分ごとに回遊してくる」時短モード

ここからは、15分ごとに「捕食音」が足元で発生する。時短モードに突入。足元で捕食音がし、シンペンをキャストすれば簡単にヒットする。その後、2キャッチと釣果を伸ばしたがシーバスのサイズは明らかに落ちた。近距離戦でも強い「ガルバ73S」が時短モードでは強かった!

「パターンを読むゲーム」それが最上流シーバスの醍醐味!

ストラクチャー狙いや明暗狙いのゲームとは、違っている最上流シーバスゲーム。流れや水温など変化を感じながら攻略していくことで釣果を伸ばせます。どうしても下流部や中流域では、ストラクチャーや明暗を主体とした展開が多い為、最上流部のゲーム展開は迷うところがあるかもしれません。
しかし、この見極めも身に付けば、いろんなフィールドで役立つでしょう。自分の腕を上げるために最上流域をチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

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