荒川のバチ抜けランカーシーバスを攻略するには「流れの広がり」を意識しよう

3月に入り関東近辺の都市型河川であれば、多くの場所でバチ抜けと出会えるようになっています。そうなると、ポイントを絞らなくてもシーバスに出会えそうですが・・・・

「そう簡単ではありません」

どんなに状況が良くなっても、シーバスの居るポジションは大きく変わりません。バチ抜けが多いか?少ないか?でポイントを選ぶのではなく、シーバスが居付くポイントをしっかりと見極めることが何よりも重要なんですね。

ちなみに前回の釣行は、こちら。

シーバスの荒川の当日の状況(2023/3/9)

  • 釣行日:2023年3月9日(木)
  • 場所(ポイント):東京都荒川
  • 時間:19:00~21:00
  • 潮:中潮(満潮18:34)
  • 水色:澄潮
  • 水温:9℃
  • 風:ほぼ無風

今シーズン初めての荒川ポイントで釣行する

今回来たポイントは、今シーズン初めてのポイントです。なぜ?このポイントを選んだのか?とうと、

「バチの量(少ない)と流れの変化が期待できる」

ポイントだからです。バチ自体は、多い方が確実にシーバスが多く潜んでいます。しかし、ルアーに食いつかせれるか?という観点で考えると、あまり良い状況とは言えません。

前回は、絨毯バチ抜けの状況を打破することもできましたが、これは非常に難しい展開で実際はあまりお勧めできません。前回のバチ抜けが多い状況も踏まえポイントを大きく変更したのも理由の一つですね。

潮目と岸際の流れが交わり広がりを見せる場所を探す

みなさんもそうかもしれませんが、バチ抜けシーバスを狙う上で最初に行う行為は下記になります。

  • 潮目の位置を確認する
  • 潮目の広さ・動きを確認する
  • 岸際の流れを確認する
  • 潮目と岸際の流れの関係を確認する

上記の状況を確認することで、「今日狙うピンポイントの場所」を決めていきます。この流れは、毎日違っているので事前にポイントを絞ることは難しいと思います。当日の状況を確認して決めていくのがベターですね。この距離感は、「1m単位」で決めています。非常に細かな位置決めなので、意識してみてください。

まだバチ抜けがピークになっていないときからキャストを開始

水面には、まだバチが見えていないうちからキャストし始めます。この行為が非常に大切で、見た目以上にシーバスが既に入っていることも多いからです。しかも、この状況下で釣れる個体はランカーシーバスであることが多いのも特徴です。必ず、バチ抜けが見えない時間帯からキャストしましょう。

バチ抜けがピークになり絨毯状態へなってきた

この日は、残念ながらバチ抜けの時合いは何も起こらず、バチ抜け絨毯となってしまいました。しかし、前回のポイントとは違って「若干バチが少ない状況」。前回、釣果を上げられたリトリーブスピードと流れの変化を利用して、シーバスを狙っていきます。

使ったルアーは、「エリア10」。前回は、「マニックスロー135」を使いましたがこのポイントは、ロングキャスト不要な場所のなので接近戦に強いエリア10をチェイスしました。

流れの変化を跨ぐようにルアーをキャストし、丁寧に探っていきます。ちょうど、潮目と岸の流れが交差するタイミングでルアーが消えたと思ったら

「ズズッズ・・・・」

どしっりとした魚の感触が伝わります。ここで急激に合わせを入れると、ルアーが外れてしまう可能性があるので慎重にそしてゆっくり、リールを巻き上げます。そうすると魚も一緒についてくる感じで、最初は魚の大きさが良く分かりません。簡単に足元まで手繰り寄せたのですが、そこからボトムに張り付いてなかなか水面までは、上がってきません。

そこで若干強引ですが、ロッドを引き上げて魚を浮かします。そこから、連続のエラ洗い。それをみて、

これは「デカそう」

慌てず、騒がず、慎重にキャッチ。

顔がデカい!
ゴン太だけど、ギリ80cmのランカーシーバスでした

時合を逃したくないのですぐにリリースしキャスト開始

キャストを開始し早々に一本追加!60cmで悪くはないのだけども、さっきのサイズを見てしまったので小さく感じてしまう・・・・

これで、河川のバチ抜け釣行は最終としました。最後にランカーシーバスも釣れてくれたので大満足!一瞬のチャンスをモノにできたので本当に良かった!次回からは運河のバチ抜けを頑張りたいと思います!

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