春近い最上流シーバスを釣る為のたった一つの注意ポイントとは?

例年3月だと河川のバチ抜けが最盛期に入り、シーバスアングラーは皆さんそちらに参加されているかと思います。大潮~中潮は、私もそちらへ向かっている感じです。

ちなみにその釣行は、こちら。

そうなると、大潮や中潮以外の釣行は「お休み」って釣りに行かない人も多いかもしれません。しかし、実は最上流部ではその逆が良い感じで釣れたりするんです。

冬の最上流部では「長潮」に釣行すれば可能性が「大」

ここですぐに答えを出しますが、冬の河川最上流部では「長潮」に釣行することをお勧めします。

長潮とは?

約2週間に一度しかない潮周り。一番潮が動かないとされている潮周りです。一番、魚が釣れないと言われている一般的に悪い潮周りのこと。

上記のように「長潮」は、釣り人にとって釣れるチャンスが少ないとされています。しかし、実際は・・・・

「長潮」最高に釣れます!

なぜ?最上流では、長潮が釣れるのかというと、その潮の動き方にあります。冬や春先は、長潮だと潮が動くタイミングが「夜間に一度」訪れます。その一度の流れに魚が集中し、シーバス自体の活性が上がった状態で遡上してくるんですね。しかも、潮位の上げの強さが「大潮や中潮」よりもパワーがあります。

その影響で「強い上げ潮」の流れ

が生まれるんですね。複数の条件が揃い、非常に釣るのが楽になるんです。それでは、今年2023年の実際の釣果をみてください。3月は、「長潮」にしか釣行していない結果です。

シーバスの埼玉県荒川の当日の状況(2023/3/1)

  • 釣行日:2023年3月1日(水)・3月16日(木)
  • 場所(ポイント):埼玉県荒川最上流
  • 時間:21:00~22:30
  • 潮:長潮(干潮19:49)
  • 水色:澄潮
  • 水温:9℃
  • 風:東風強め

長潮で潮が効き始めるのは干潮の2時間後ぐらい

長潮は、すぐに潮が効きずらい特徴があります。干潮からしっかりとした流れの上げ潮になるまでは、大体2時間ぐらいかかります。なので、焦って干潮に向かってもあまり良い思いは出来ないので注意してくださいね。

狙う場所は「潮目」が発生している場所

長潮でシーバスを狙い場合は、ストラクチャーなどではなく潮目を基本的には狙ってください。強い上げの流れを使ってベイトやシーバスは移動しています。シーバスは、どこかに居付くわけではなく常に回遊しているイメージでいいでしょう。

使うルアーは「ドリフトに強い」タイプがよい

一番いいルアーっていうのは、人それぞれだと思います。しかし、基本的には「ポイント」へ届きアピールできるルアーを使うのが良いでしょう。本当のマイクロベイトパターンが始まる前なので、アピール重視の方が良い結果が出やすいですね。

素早く状況に対応するためのオススメスナップは?

あとはキャストを繰り返すだけ。回遊なのでプレッシャーに影響は薄い

後はルアーをキャストしていれば、どこかで反応があると思います。回遊しているシーバスを狙うので、それほどプレッシャーは気にしなくていいでしょう。なので、ルアーも色々な使い方をしてみても釣れ具合に影響はないと思います。
攻め方の参考になる記事を下記にまとめいますので、よかったら見てみてください。

気になる長潮の3/1釣果結果は?

気になる長潮の3/16釣果結果は?

こんな感じで長潮はシーバスが釣れるんです!

釣れた写真をよく見ると「シーバスの口元」が少し緑っぽくなっているの分かりますか?釣れたシーバスの匂いを嗅ぐと非常に「バチ臭い」です。あの独特の生臭さが匂ってきます。多分、大潮や中潮ではバチを捕食しているシーバスが長潮では、上流へベイトを探しに来ているのかもしれませんね。一潮周りは2週間でバチが抜けるのが「5日程度」なので、その他の日はこんな回遊をしているのかもしれません。意外と盲点な潮周りなので、皆さんも参考にしてみてください。

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