本当のルアーカラー思考「5つのポイント」。色の違いによって何が起こるのか?

つりしろ編集長
今回はルアーカラーを選ぶときの考え方について解説する、「つりしろ編集長」です。

ルアーのカラーについては、考え方によって色々意見があると思います。
このカラーが「釣れる!」とか、このパターンでこのカラーが最強とか。この「ルアーカラーの意見の相違」について、一旦整理してから話を進めたいと思います。

まずは、ルアーカラー違いによるの「答え」から解説

今回は、最初にカラー(色)についての答えから解説します。ルアーカラーで覚えておくことは、「5つ」。

ルアーカラーで覚えておくことは、「5つ」

  1. 色(カラー)で見え方が変わる
  2. 変わるきっかけは、水深つまり光の量
  3. 一番最初に試すのは、ルアーがゴースト(同化)になるか?ならないか?のレンジ
  4. 白・黒・夜光・ケイムラなどは、別扱い(ゴールドやシルバーも)
  5. クリアーボディーなのか?も注意

ここから先が、この理由の説明です。

ちなみに「ゴールド・シルバー系」は下記で解説しております。

ルアーカラーの違いで「人それぞれが何を求めるか?」で違う

つりしろ編集長
「どのルアーカラーが釣れる?」って話題になった時、皆さんは?どのようなイメージで話をしていますか?


ものすごく重要な点は、ここ。

ルアーカラーの違いで何を求めるか?

ルアーカラーの違いによって

「魚が反応しやすい?」ってことを聞きたいのか?

「単純に釣れる」ってことを聞きたいのか?

ここを深堀していくと、「大変ややこしい」話になって大切な基本を知らずに釣りに出かけることになってしまいます。つまり、夜ならコレとか濁りがきついからコレとか。

そんなことが無いように、要点を絞って今回はお話したいと思います。

今回は、基本中の基本「ルアーカラーにおける視認性」について解説

つりしろ編集長
今回は、「水中でのルアーカラーの違いによる魚からの見えやすさ」について解説します。

念のため、再度前置きしますが「見えやすさ」=「釣れやすさ」ではございません。

大切なのは、「見えやすさの強弱」で「魚の反応」が違うってことを理解することです。

日によって、ルアーカラーが「見えやすいほうが反応が良い」・「見えにくいほうが反応が良い」ってことがあることをまずは知りましょう。

水面から深くなるにつれて、カラーの違いでルアーは水と同化していく

まずは、ルアーカラーつまり「色」の違いによってルアーが見えなくなる(同化する)水深が違うということです。
また、「昼」・「夜」・「水色」・「明かり」などでも強弱は変化しますが、変わらない所は「水深」が深くなるにつれてという「原理」は変わりません。

つまり、色によって「アピールレンジ」が違うってことが最大のポイントになるわけです。

色(カラー)による水深変化のカラーチャート

水というのは、「赤色」を吸収する性質があります。
その為、「赤色」の成分が水を長く通過するとなくなっていきます(色味だけ)。カラーチャートで言うと「赤色が混ざっている」カラーが比較的水深が浅いところで、見えなくなり始めるということです。

ここで見ている人に質問ですが、「真っ暗闇の中だと、色にかかわらず(黒)に見えませんか?」
逆に、「強い光を当てると(黒)でも、(白)に見えたりしないですか?」

ちょっと難しい話になりますが、実際は「色」と「光」は別物になります。「光」が程よいくらいにないと、「色」は存在しません。
詳しい説明は割愛しますが、このことから「白系」と「黒系」は「色の関係」よりも「光の関係」との関連が強いということになります。また、夜光なども同様の関係になるということです。

後は、ボディーがクリアー「透明」で色が付いている場合。

クリアーボディに塗装されている場合は、さらに光の強さに敏感になります。レンズ効果のようなものです。
明暗などで、威力を発揮しやすく「メリット」になるケースが多いです。

アイマのアルデンテでカラー分布で分けてみた

このような分布になる。全部のカラーを用意することは、金銭的にも非効率的。

全体をある程度カバーできることで、ルアーカラーの攻略は大丈夫。

お勧めするのが、下記のパターン。

  • 「赤」と「緑」の2種類。+「白」
  • 「黄」と「青」の2種類。+「白」

その他に「黒」という選択肢もあるが、どの色も最終的に光がなくなると「黒」になります。

余裕がある場合に「黒」は、購入すれば十分。

その2・3種類のルアーカラーをローテーションすれば、ほぼすべてのカラーパターンを試していると思っていいだろう。

ルアーの種類によっても、カラーの違いを考え用意しローテーションする

今回は、表層付近を使うアルデンテだったが、「ミノー」や「バイブレーション」の場合はもっと深場を探ることになるので、また選び方は変わります。
しかし、色の性質は変わらないんでそこも考える。ルアーが浮き上がるときも、同じような現象が起こるのでピックアップのバイトに強いカラーもあるってこと。

そうすると、「ジャークに効く」・「3Dダートに効く」などが分かってくるはず。

これでルアーカラーについて専門家であり、カラーローテーションを武器にできる

このことを知っているだけでも、釣果が全く違ってくる。
「このカラーが釣れるよ!」って理由も説明できるし、今の釣り方が偏っていないか?も確認できる。

そして、カラーローテーションもより効果の高い攻め方ができる。

最後におさらい、ルアーカラーで覚えておくことは、「5つ」。

ルアーカラーで覚えておくことは、「5つ」

  1. 色(カラー)で見え方が変わる
  2. 変わるきっかけは、水深つまり光の量
  3. 一番最初に試すのは、ルアーがゴースト(同化)になるか?ならないか?のレンジ
  4. 白・黒・夜光・ケイムラなどは、別扱い(ゴールドやシルバーも)
  5. クリアーボディーなのか?も注意

重要なので何度も言いますが大切なのは、「見えやすさの強弱」で「魚の反応」が違うってことを覚えておきましょう!
とにかく、実践してみれば「違う釣果」が見えてくるということです。

最後にルアーカラーに合わせて、シーバス対策ルアーも確認

ショップから発売されているオリジナルカラーもチェック!

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