90%のバラシ軽減するシーバスフッキング思考

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みなさん、せっかくフッキングしたシーバスをキャッチできる確率はどのくらいでしょうか?
私の経験上、○○パターンや使っているルアーなどで「バラシの確立」は変わってくると思います。この辺を考慮すると、ルアーごとにタックルセッティングを変える必要性が出てくるのですが、バスフィッシングのように複数のロッドをシーバス釣行では、持ち歩けません。
そのような状況を踏まえると、「釣り人が釣り具の一部」になる気持ちで対応していく必要があります。私たちが「釣り具の一部になる為には、どのような準備が必要か?」を知るのが、バラシを減らす第一歩になると思います。

バラシを減らす為の「釣り人の準備」とは?

初めに、「魚がルアーにフッキング」する流れを下記に書きます。

1.「シーバスがルアーにバイト!」(この時点では、フックは刺さっていない)

2.「シーバスのどこかに針先だけがぶら下がった状態で魚が動く」

3.「釣り人もしくは魚がアクションすることで針先が深く刺さる」

4.「針先が深く刺さった場合は、バレない。また、フックテンションが弱くなると、刺さりが戻る」

5.「バレなければキャッチ!」

今回の重要な点は「3」の部分になります。「釣り人が釣り具の一部」になる為には、「釣り人のアクションで針先がを深く刺す」テクニックが必要となります。その後に重要なのが、「4」フックテンションを保つこと。この2つがバラシを軽減するための最重要ポイントになります。ここでもう一度、最重要ポイントをおさらいします。

  • 釣り人のアクションで針先を深く刺す
  • フックテンションを保つ

この2つのポイントを押さえておけば、バラス確率は激減する。ここを押さえれば原理の理解は大丈夫だ!

釣り人のアクションで針先を深く刺すためには?

あなたは、「針先を深く刺すためにどうしていますか?」
もしかしたら、「ロッドを煽ってフッキングさせれば深く刺さる」と思っていたりしませんか?もしくは、力強くロッドを引けばいいとか?
実は、ここを理解できていない人が多いのが現状なんです。
残念ながら「ロッド自体を利用しても、深くフックが刺さることはありません」。
これは、ロッド自体の役割は「衝撃を吸収する役目」になる為、フックを差し込もうとする力も吸収されてしまうんです。

なら、針先を深く刺すために必要なアクションは。

フックを深く刺しこむために必要なことは、「釣り人の位置」と「リール」になります。
針先を深く刺すためには、「ラインを巻きとって魚との距離を縮める」必要があります。簡単に距離を縮める方法は、「釣り人が下がる(ロッドを胸元に持ってくる)」と「リールでラインを巻く」行動になります。つまり、バイトした後に最初にする行動が下記の2つになるということです。

引用元:富士工業株式会社


その時のロッドの役目は、最初に話した通り「衝撃の吸収」になるので「軽く針先だけが刺さっているフックが外れてしまう衝撃を吸収させる」イメージで扱えば大丈夫。ロッドを煽る必要はなく、ライン角度などを調整するなどの役割と考えましょう。
あと気になるのは、「リールドラグ」でしょう。極論を言えば、「フルロック」で構わないのですがそれでは「鰓洗い」する可能性が高くなるので、強めに設定する感じでいいでしょう。ドラグの強さなどが気になる方は、下記がお勧めです。高価ですが、簡単に測れます。シーバスなら最大5kg計測で十分でしょう。強いドラグのイメージでもせいぜい1kg~2kgだと思います。

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ここで、強くフッキングさせるためのおさらい

  • 魚との距離を縮め針先を深く刺しこむ
  • 距離を縮める方法は、「釣り人が下がる(ロッドを胸元に持ってくる)」もしくは「リールでラインを巻く」
  • ロッドは、魚からフックが外れないように衝撃を吸収させるのと角度を調整する役割に使う
  • フッキングを決めるまでは、「リールドラグを強め」に設定する。もしくは、根掛かりを外すイメージで手でスプールをロックする。

これで、バレないようにフッキングさせる行動が分かったと思います。次に重要なロッドの使い方をご説明します。

針先の刺さる方向を決めるロッド操作とタイミングについて

一番単純な説明をすると、「魚の進行方向と逆側にロッドを倒す」ことになります。しかし、それでは「完璧」ではありません。ここが「ルアー」や「パターン」によって、フックが刺さっている位置が変わってきます。フッキング位置の解説は、以前行っているのでそちらを参考にしてほしいのですが、「下あご」なのか?「上あご」なのか?で刺す力を加える方向が違ってきます。今回は、細かなパターンごとまで深堀しませんが、両方に対応できるロッド操作について説明します。

下あごにフッキングが一番多い
問題は「上あご」にフッキングした場合

かなり重要な、フッキングの力を入れるタイミングについて

タイミングは、「ヒットの感触によって」変えたほうがいいでしょう。言葉で説明するのは難しいですが、ヒットの感触は大きく分けて2つあると思います。実際問題、このタイミングですべてが決まる!って言っても過言ではないかもしれません。

  • 「コツやモゾっとしたアタリ」
  • 「ゴンゴンと明確なアタリ」

ここで問題となるのが、「コツやモゾっとしたアタリ」です。この場合、魚が手前に走っている場合やラインが弛んでいる、しかも「右あご」にヒットしているもしくは、変な場所にフッキングしている場合が多いです。色々書きましたが、それぐらい可能性が考えられるのです。でも、対策は同じなのでご安心を。
このように感じたときは、「すぐに力を入れたフッキングをせずに」ゴンゴンと感じられるようになるまで、テンションキープだけに留めましょう。「ゴンゴン」と感じられるようになれば、釣り人から離れるようにシーバスが逃げ出したサインでフッキングのベストタイミングになった証です。

フックが「下あご」なのか?「上あご」なのか?

どちらにフッキングしているのかは、正直すぐにはわかりません。ですが、多くのパターンでは「下あご」に掛っています。しかし、問題なのは「上あご」にフッキングしているケースです。これがバレやすい掛かり方。その両方のバラシ率を下げる為、ロッドは水面と45°~水平に近い形で最初は操作しましょう。私の場合は、時によって水面にロッドを入れることもありますが、ほとんどのケースではその必要性もないはずです。ここで、一度纏めます。

  • 魚の進行方向と逆側にロッドを倒す
  • ロッドは水面と45°~水平に近い形で操作(ダイナミックな絵にはならないが、堅実なロッド捌き)
  • ロッドは、体から離さず出来るだけ胸元にキープする

これで、針先が深く刺さったフッキングの状態にできるはず。あとは、フックテンションが落ちないやり取りをできればOK。

フックテンションを保つために

シーバスと釣り人の位置関係

図のように「60°内」に角度を納めれば、かなりバレにくい。しかし、この角度を保つのは至難の業な部分もある。意識しておくのは、ベターだがポイントや釣り場によって状況は変わてくる。無理せず、自分のフィールドにあった対応を心がけよう。

焦らずやり取りするのが一番キャッチ率が高い

フッキング後のシーバスの行動は、ラインで引っ張られている逆に逃げ込もうとする。もしくは、近くにストラクチャーがある場合や深場がある場合そこへ逃げ込もうとする。しかし、その時の対応はフックテンションを保つ方法は簡単で「ドラグを弱めに変えとけば良い」。フッキングの時は「ドラグを強く」。その後は「徐々にドラグを弱めればいい」。
しかし、問題になるのが「取り込み時などのシーバスが自分に近づく場合」などだ。この時に急激な釣り人と魚の距離が変わる可能性が高い。その変化に対応できるようにある程度近づいてきたら、腕を動かしロッドの距離を変えることでテンションを保つ。よくバスなどでみられる「8字」に描くのも同じような原理になる。しかし、シーバスの場合は足場に障害物などがあるケースが高いため、ロッドの距離を変えたほうがいいだろう。「腕」もしくは「人が動く」ことで最終的に保つことになる。一番バレやすいのは、ロッドで魚を持ち上げる行為。ロッドが限界近く曲がるので、とっさのシーバスの動きに追従できずフックオフとなりやすい。
あとは、ルアーの自重が重いものにヒットした場合、常にフックが下方向に引っ張る力が働くため、さらに慎重なやり取りが要求されることも忘れずに。ここで、纏めます。

  • フッキングの時は「ドラグを強く」。その後は「徐々にドラグを弱める」
  • 取り込み時などのシーバスが自分に近づく場面が一番バレやすい
  • 取り込み時には、シーバスを寄せるためにロッドで魚との距離を変える。ロッドを「腕」もしくは「人が動く」ことで調整する
  • ルアーの自重が重いものにヒットした場合、さらに慎重なやり取りが要求される

これでバレないフッキングを手に入れられる!

フッキングについては、釣り人にとって「一番難しい」場面の一つ。どうしても、ヒットした後すぐに行動できない場合が多い。それは、シーバスの反応スピードと人間の反応スピードに明らかな違いがあるからだ。どんなに人間が速く動いても、シーバスの動きから見たら「とても遅い」。その代わり、人間にはその後の「予測」を考えることが出来る。ロッドを煽ってのフッキングなどでは、スピードやパワーでシーバスに太刀打ちできないのは現実。原理を知って、確実なキャッチへと成長できるように参考にしてみてください。

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