コンセプトは「食わせるラインシステム」。新しいシーバスの釣り方を成立させるためのライン選定

つりしろ編集長
いろいろなイメージを考えている、「つりしろ編集長」です。

最近マイブームな、シーバスの新しい釣り方。

いままでのシーバスを狙うときの基本的なラインシステムは、こんな感じ。

  • メインラインPE0.8号~0.6号
  • ショックリーダー ナイロン20lb~14lb

このラインシステムで基本的には対応できていた。
もちろん、大場所などや根がある場所では、PEを1.5号に変えたりなど「場所」ありきのセッティングがほとんどだったと思う。

無駄に強くしたり、弱くしたりなどしなかったのが実情だ。今回は、このラインシステムに対しての考え方に「メス」を入れる。

食わせる!ラインシステムとは?どうゆうことなんだ?

今回のコンセプトは、「食わせるラインシステム」。
食わせるラインシステムって言葉から考えると、どうしても「細くする」という意味になる。

しかし、今回は「ラインをナチュラルにしよう」という発想ではない。
最終的なゴールは、「ラインで魚を釣る」システムにしようというイメージである。

シーバス釣りの進化がPEライン登場にあった?

だれもが話す、「PEラインの登場で遠くのシーバスが釣れるようになった」と。
私も、いままで疑問に思うことが無かった。本当にそうだと思っていた。

しかし、それだけでは無いことが他のアングラーからの釣り方で思わされることが度々あった。

  • 「圧倒的にメインラインがナイロンの方が釣れる日」
  • 「フロロラインでしか釣れない魚」

最初は、悪いけど「思い込みなんじゃないの?」って思っていたこともあったが、結論的に言えば「私の勘違い」だった。

決して、「どれなら大丈夫だ」と言い切れることはないんだと。要は、答えは「無限にある」ことをよく理解しなければいけないということなんだ。「正解」を探すんじゃない「可能性」を探すんだ!

PEラインを重くする?つまり高比重PEを採用するってことだ

ここで、コンセプトの「ラインで魚を釣る」という話に戻す。
通常のPEは、「水に浮く」し「張りが無い」。つまり、ラインを巻いているときだけ「ルアーが動く」という性質がある。

もう一つの「ナイロンライン」・「フロロライン」は、「水に沈み」・「張りがある」。何もしなければ「ルアーは、水中に引き込まれる」。

何が言いたいか?というと、リールや人が動かした感じとは違う動きが「ラインの重み」で作れるということなのだ。

つまり、「水に沈む」という性質を利用しコンセプトの「ラインで魚を釣る」を実現したい。

それで、今回選んだのが「YGKよつあみ Gソウル オードラゴン WX4-F1 1.2号」。

このラインは、「高比重PE」と呼ばれるもので「ナイロンライン」と「フロロライン」のちょうど中間ぐらいの浮力がある。つまり、「水に沈む」PEラインということ。

こいつを使い、自然の動きを作り出すコンセプトだ。しかも、PE特有の強さ・飛距離も失われることはない。

リーダーは逆に細くし、PEの動きを邪魔しないようにする

メインラインを「重く」・「太く」した半面、ショックリーダーを細くする。
メインラインとルアーの動きを阻害しないようにショックリーダーは、「ショックリーダーの役割」だけに特化する。不必要なパワーは持たせることはしない。そのフィールドに合った必要最低限の太さを選ぶ。

今回は、「ナノダックス 1.75号 10lb」をチョイス。


ステルス性・強さ・ナチュラルすべてを兼ね合わせたショックリーダーといっていいだろう。

もちろん、それぞれフィールドに合ったものを選択するのが重要だ。
決して、「安い」とか「これで十分」とかの発想で選んではいけない。ここが、一番こだわるところだろう。

現時点では、このラインシステムで新しいシーバスの釣り方を模索する

結果的に、下記のようにラインシステムが変わった。
釣行している場所は、同じ場所。

  • メインラインPE0.6号→高比重PE1.2号
  • ショックリーダー ナイロン3.5号→1.75号

結果は、誰にも分らないがチャレンジする価値は「あるはず」。
進化が求められているのは、「道具じゃなく」「自分の感性」だ。

今回の釣り方で使っているルアーなどは、この釣り方が完成したときに公開していきます。

シーバスの新しい釣り方の実釣編はこちら

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